宮城県の主催するイベントの問題点
「出陣式」の修羅場になるはずのない修羅場
2005/1/25
 何で宮城県が主催すると、混乱しなくてもいいのに混乱するのだろうか。これが摩訶不思議なところである。
 そういう修羅場にまたしても出くわしてしまったのであった。
 
 1月22日、楽天イーグルスの出陣式である。会場の仙台市民会館は開場前から多くの人がつめかけ、列を作った。その中に実は私もいたが、どうせ宮城県が仕切るのだから、きっと修羅場だろうと思っていた。
 やっぱり、そのとおりであった。
 列を作っている自身の説明がないまま、列に入っていると、メガホンも何ももっていない変な背広姿の人が「現在中が混雑していますので、入場制限を行っています。今しばらくお待ちください」と、話しかける。
 この変な人を信用していいのかどうかわからない。というのも、首から下げたIDらしきものが見えないからである。
 もう一人、若くて、明らかにイベント会社のバイトの兄ちゃんと思われる人が、4列でお並びください!と声をかけている。4列の意味合いがわからないので、4列になるわけないでしょ、と一応突っ込んでおく。
 で、そのうちに、晴れて入場となった。
 中に入ると、ローピングされていることもなく、なんとなく列ができている。
 混雑時にローピングをするのは基本中の基本と思ったのだが、宮城県のお役人にはそういう基本の基はもとから頭にはないらしい。そういえば、拡声器を誰も持っていないし、雑踏整理用の棒やらなにやらを持っている人はいない。
 どうやらみんなおとなしく黙って並ぶものと、宮城県のお役人たちは思っているようだ。これが大阪だったら、いや東京ですら、怒号が飛んでいるはずだが、仙台の人はみんな宮城県のお役人についてはよく理解しているので、怒っては損、と怒らない、紳士ばかりなのだ。
 さて、ならびにならんだあと、入るとすかさず4列が意味のないものになり、また、受付近くなると4列を強要される。
 そして晴れて受付。4人の人がならんでいるが、相手しているのは2人。それも役割分担されていないばかりは、私は、2人の受付人からプログラム入りの封筒を渡されることになり、さすがに1つでいいと断る。な〜あんだ、4列は意味なしだ。
 そう思って、市民会館大ホールにつながる階段を見ると、人はがらがら、ホールの入り口にも人はまばら。なあ〜〜〜んだ。受付だけ!が混んでいたわけである。バカヤロ〜〜〜!!!!
 ま、ここは宮城県のお役人のやることなので我慢我慢・・・・
 とふと、横をみると、「STAFF 宮城県」という名札をつけて、ぼぅっとしている人がたくさんいる。本当にぼ〜〜っとしていて、彼らはいったい何をしているのだろうか。単なるいるだけなら、県庁に戻って仕事しなさい! そうでなければ単なる給料泥棒である。県の財政が厳しいときになんでああいう風にぼ〜〜っとしていられるのだろうか。
 宮城県は本当にお役人天国で、うらやましい限りである。うちの子供たちにも、ぼ〜っとしていて給料ががんがんもらえる、宮城県に就職することを強く勧めることにしよう(大嘘)。

 さてさて、中に入る。入って驚いたことだが、な〜〜んも整理されていない。ローピングされているのはほんのわずか。これで混乱はおきないのだろうか。
 大丈夫。宮城県人はみんな大人なので、自主的におとなしくなるのである。
 よく見るとあちこちに「関係者」の張り紙。しかも統一的ではなく、あちらこちらに貼られている。
 「関係者」とはいったい誰を指すのだろうか。宮城県税を納めているみんなは全員関係者のはずであるが、誰であろうか。この辺のいい加減さが、宮城県のお役人らしくていい。
 ま、結局、たかが1000人強のイベントのくせに、これほどの混乱を起こさせるのは、宮城県のお役人以外には見当たらないだろうと思う。
 前述したぼぉ〜っとしていた宮城県のお役人の諸君へ:
 みなさんの名前は一応覚えましたが、残念ながら今はもう忘れてしまいました。が、今後も同じようにぼぉ〜っとしていたら、きっと僕は思い出すと思います。そのときには、首を洗って待っててね。
 
 ああ、そうだ。こんな怒りを以前、似たようなイベントであった・・・・

 その前に念のため言っておくが、ボランティアに任せたら、ああはならない、これだけは断言できるのである。
 え?なぜって? グランディ・21ボランティアっつうのはプロのボランティア集団なんだわさ(笑)。
 お客さんの心を知っているボランティアこそ、今必要なんだ。

リメンバー: 11月3日!(苦笑)

 というわけで、昨年11月4日の日記から・・・
調印式とやら「さすが宮城県」
最悪な演出である。
11/3、とても文化の日とは思えない「宮城県」という文化を見た。
わざとああいう怒りを買うことをやったのではないか、といぶかったりもした。
好感を持っているはずの市民の会のみんなも、もちろん私も
「さすが、宮城県がやるだけあって、最悪だ。」
よく暴動が起こらなかったくらいにすごい宮城球場だった。
だれも雨の対策を考えていなかったとしか思えない。

ずぶぬれの中待ち続けたファンたちの怒号をどういうふうに宮城県の職員は聞いたのか。
新球団スタートというのに、まるでふさわしい一こまだった。
まあこの際、宮城球場改修とは言わずぶっこわしてはどうか。もちろん、ぶっこわしの対象は宮城県の連中だ。一緒くたになった楽天も気の毒だが、彼らとて同罪である。
宮城球場に来た人達はライブドアに本当は来て欲しかったが、それでも仙台に新球団ができると聞いて喜んで来たに違いない。
そういう人達に対して、まあ、何とああいう扱いはないだろう。
宮城県のHPに
「プロ野球新球団 ようこそ宮城球場へ!」
とあるが本当に「ようこそ」なのかと思った。

市民組織がやるのであれば、少なくとも3つのことはやった。
1)広報活動を通しての雨天時の変更を伝え協力を求める
 ・ホームページは何のためにあるのか
 ・宮城県メールマガジンは何のためにあるのか
 ・その他ラジオテレビ
 ・球場に来てもほとんど何も情報はないのはいじめか?
2)少なくとも音声は球場全体に流す
 調印式会場のすぐ外に居ても何にも聞こえないのだ。アホか。
 当然音声は流すべきなのだ。
 最低限、音声関係はチェックした上で調印式とやらはやるものだ。
3)液晶プロジェクター等の設置など誠意を見せる
 雨が降るのだから日中でも暗いと予想される。しからば液晶プロジェクター等で調印式の模様をあちらこちらに流すことは可能だ。少なくともああいうしょうもないお土産を渡すくらいなら、できるはずだ。
 雨だからしょうがないという感じを全面に出した次点でおしまい。何とか努力したという誠意を見せるべきだった。

宮城球場フランチャイズ支援本部スタッフと書いた連中がうろうろしていたが、人数だけ居て何の役にもたってない。
宮城県は本当に支援したいのかどうか。
こういう、でくの坊達に払う税金は真にもったいないと思う。でくの坊達のサラリーで球場の改築が少しでも進んだ方がいいのかもしれぬ。

ともかく、ぶっこわしたいのは、宮城県、その対応の酷さである。
さすが、宮城県。
こうさげすまれることを全然悔しくないのか。おまえらは!

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河北にも記事があったのでURLを下記に記す
http://www.kahoku.co.jp/news/2004/11/20041104t13016.htm
さらにyahooのトップ記事に載って、日本全国いや世界に発信された模様
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041104-00000006-khk-toh
やれやれ・・・・・・・