宮城陸上競技場の仙台市移管問題について
 河北新報の9月3日付け新聞で報道され、9/11の仙台市議会で取り上げられたように、宮城県と仙台市は宮城陸上競技場の移管(無償)について、具体的検討に入っている。
 もちろん、これは非常に好ましいものである。
 これまで本HPもそれを唱えてきただけに、やっと、という思いが強い。
 詳しくは、こちらのページを参照してもらいたい。
 そこで利用者側にとっても問題点はないのか、という点が気になる。
 まず第一にスポーツ施設を問わず公的施設は今後は民間に管理委託される場合が多くなろう。仙台市に移管された場合は仙台スポーツ振興事業団が指定管理者として当面は管理するだろうが、そのうちに他の施設同様、より民間の視点からの効率的経営のために、事業団以外に移っていくのではないか、と思われる。
 そのときに、利用者にとって利用しにくい施設となったら、元の木阿弥である。隣は、フルキャストスタジアム宮城(この名前ももう終わりであるが)で、宮城県から管理委託されているのは楽天野球団だ。もし楽天野球団が移管後の宮城陸上競技場の管理者となったらどうだろうか、そんなことを考慮に入れて、今後の情勢を考えてみたい。