ひとめぼれスタジアム宮城(宮城スタジアム)案内
2015/8/22 改訂

  宮城スタジアム(みやぎスタジアム)は、宮城県宮城郡利府町の宮城県総合運動公園(グランディ・21)内にある陸上競技場兼球技場で、宮城県が建設・整備し、(公財)宮城県スポーツ振興財団を筆頭とする「グランディ・21指定管理グループ」が指定管理者として管理を行っています。2014年4月1日より全国農業協同組合連合会宮城県本部(JAみやぎ)が命名権を取得し、「ひとめぼれスタジアム宮城」(ひとめぼれスタジアムみやぎ)の呼称を用いています。
 設計は、針生・阿部共同アトリエ、施工は鹿島建設、建築面積は36,684m2、延べ床面積は57,564m2、収容人数は49,000人です。工期は1996年10月〜2000年5月でした。総工費は約270億円かかりました。
 2002年のFIFA(国際サッカー連盟)日韓ワールドカップの会場となり、3試合が行われました。日本が初めて決勝トーナメントに進み、結果3位となるトルコと戦ったところです。その後もほぼ4年おきに、サッカー日本代表戦が行われており、W杯への壮行試合会場の位置づけになっているみたいです。
 野外コンサートも行われ、2003年、2004年のSMAPをはじめ、2010年EXILE、2013年サザンオールスターズ、2014年GLAY EXPOがありました。
 鹿島建設によると『メインスタンドの屋根の長さは360m。この骨組みとなる鉄骨トラスは2,500tもある。この弓なりとなった屋根は,スタンド上部と細い鉄骨柱で軽く結ばれただけで,一見するとそのまま広がって潰れてしまいそうだ。ところが地中にはコンクリート製の巨大な梁(プレストレストタイビーム)が埋め込まれており,屋根の両端を3,000tの力でスタンド中央に引っ張り,形状を安定させている。このプレストレストタイビームは,ちょうど弓を支える弦と同じ役割をしている。』とのことです。スタジアムの『三日月状となったこの屋根は,上空から見下ろすと仙台藩祖,伊達正宗の兜の飾りをイメージさせるもの』と書いています。設計者の針生承一氏は『スタジアムの外界と内界、演者と観客と散策者等のなだらかな連続性を志向』すべきと語っています。
 スタジアムは、3階が観客席です。W側スタンド(メインスタンド)は「大斜路」と呼ばれる大きな広い坂を上って入ります。E側スタンド(バックスタンド)は緩やかな緑地帯の中を上って入ります。N側スタンド(サッカーではホーム側、大型映像装置がある方)は階段あるいはスロープを上って入ります。S側スタンド(サッカーではアウェイ)も階段あるいはスロープの上って入ります。グランド、ピッチレベルは1階で、ここには大斜路のちょうど下に位置する、スタジアム玄関から入ります。サッカーの国際試合、J1リーグなど、公式戦や大型イベントの時には、玄関からは、一般の方は入れません。
 

宮城スタジアムに立つ! 2002/10/20現在
QuickTimeが必要です
各席からのピッチの見え方案内 2002/10/20現在
クリッカブルマップによる、座席からのピッチの見え方
宮城スタジアムの座席
W=メインスタンド(色は黄色)
E=バックスタンド(色は黄緑)
N=ホーム側サイドスタンド(色は青)
S=アウェイ側サイドスタンド (色は赤)
グランディ・21による,宮城スタジアム案内はこちら

グランディ・21周辺図 (290KB) スタジアム周辺図 (201KB)